12/29/2014

親孝行とは言えない程度の 2

12月23日火曜日
 母親は特に行きたい場所やしたいことなどの希望は無いと言った。海辺の町へ出掛け、ぼくらの行きたい美術館やお店を周り、すぐに夜になった。そして新幹線に乗り換えやすい駅まで送って見送った。楽しませるというよりも、自分たちの用事に付き合わせたと言った方がいいような一日。「素敵な一日だった」という喜びのメールが届き、こんなのでよかったのかなという気分。心のどこかに、もう少し待ってて欲しい、という気持ちが残る。目を細めてすこし先の未来を見ようとする。