再稼働

 くもり。さっきまでずっと雨が降り続いた月曜日。
 昨日は東京へ出て歩き回った。メインの目的は銀座にあるリコーのギャラリーでやってるMAGNUM PHOTOSの展示。個人的には物足りなかった。あとは久しぶりにカメラと共にぶらぶらし続けた。修理に出していた相棒が帰宅したので、とにかく写真が撮りたかった。こんな気持ちは久しぶり。けどそれだけ意気込んでいてもやっぱり撮影スタイルは変わっていなくて、シャッターを切ったのは10数回程度。躊躇して撮れなかったチャンスも何度かあった。それが無くなる日は来ないだろうけど。その瞬間に懸かっている、というのがおもしろい。それにしても、誰かの生活のほんの一瞬の姿を記録することがおもしろくて、そのために街を歩き回って休日を過ごすなんて。代々木公園でのアースデイ東京もチラ見。なんとなくあんまりそこで時間を過ごす気分ではなくて、会場を一周しただけ。
 最近急に機嫌が悪くなってしまうことが何度かあった。頭に血が上ってパンパンになる感じ。なにかへの苛立ち。今までには無かったことで、色々考えていたのだけど、昨日すこし分かった気がした。先のことばかり考えていたのかもしれない。自分の隣にいる人へのありがたみを改めて感じたら、ちょっと時間がゆっくり流れはじめたような感じ。
 そんなことを言った後になんだけど、夏の終わり頃にアメリカへ行こうと思う。

one photographer's style.

 晴れ。ここ2週間くらいでだいぶ暖かくなった。休日の日曜日、ここぞとばかりにビーサンで東京に出かけた。今年もビーサンの季節が来た。が夜すこし冷えた。
 最近ずっと楽しみにしていた展覧会が始まったので観に行って来た。photographerのRiOくんの個展。スケート写真をメインに撮っているフォトグラファーで、“風景の中のスケーター”というような切り取り方が好きだ。人の生活が見える写真にやっぱり惹かれる。RiOくんとは去年一度チラッと会ったことがあっただけで、今日やっと話ができた。いつか一緒に何かできそうとか、きっと同じようなテンポで話ができる人だろうとか、勝手にイメージしてたRioくん像があって、それがきもちよく通じた気がする。展示も、一枚ずつにストーリーがあって、彼のスタイルも感じられてよかった。いい刺激。また近いうちにゆっくり話ができればと思う。
 故障していたカメラ、minoltaCLEをやっと修理に出した。待ち遠しい日々。最近ちょうどブレッソンのエッセー本を読んでいるということもあって、モチベーションは高まる一方。今の時点で自分のやりたいことは大体イメージ出来てきていて、あとはやるだけ。そしてやり続けてゆくこと。「表現することをやめたらいかん」と去年の夏、飲みながらそんな話をしてくれた友人の言葉を思い出す。


 カメラはものごとの「なぜ」に答えるのに適した道具ではない。むしろその問いかけを喚起させるものだ。うまくするとカメラ特有の直感で、質問すると同時に答えを出してくれる。だからこそカメラを手に、そんな「偶然のシャッターチャンス」を求めて、私はあえて当てずっぽうに歩き回って来たのだろう。 ー Henri Cartier-Bresson